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トワイライト 上 その2 [読書]

 理科室での事件後、しばらくエドワードは学校を休んでいて、その間にベラは少しづつ落ち着きを取り戻し、期待していなかった学校生活も快適に過ごせるようになってくる。そこに、エドワードが突然、前と全く違う態度で登場する。家族と陽気にふざけ合ったり、隣同士の生物の授業では、完璧に美しい顔で礼儀正しく自己紹介をし、魅力的な声と笑顔で、世間話を始める。ベラについての分析を交えながら、まっすぐに彼女がいらつくほど夢中に身の上話を聞いてくる。その間のベラからの質問、ニックネームをどうして知っているか、彼の眼の色が前と違っているのはなぜか、ということには答えることもせずに。
 エドワードの態度に不思議さを覚えながらも、惹かれ始めていることを自覚するベラ。学校で彼に会えるのが楽しみになっていたある朝、彼女は車の事故に巻き込まれ、彼に助けられる。非現実的で超人的な能力を目の当たりにした彼女は彼の正体を問い詰めるが、冷たい態度ではぐらかされる。疑問に答えてくれないことに怒りを覚えながらも、ますます惹きつけられるベラと対照的に、エドワードは完全にベラを無視し始める。


  理科室での会話のシーン。エドワードはもうここでベラに魅かれ始めてるんだよね。どうして完全無欠のエドワードがベラにそこまでって感じがしてたけど、ベラはほんとは超緊張体質でもあるんだけど、でも人からは自然体に見える。心を覗かれたりするのが嫌だから、知らず知らずに隠そうとしちゃうのかな。(この隠すという能力が後々の武器になるんだよね)このときも 本当は彼の完璧なまでに美しい顔と声にほとんど魅了されっぱなしなのと、なんでこんなことまで聞くの?って疑問でいっぱいだったと思うけど、ベラの会話はあくまで冷静で、ためいきをついたり、いらついたり。エドワードの方はというと、普通の人間の女性は彼に話しかけられるということだけで、ポーっとなってしまって、会話なんて成り立つはずも無く、ましていらつかれることなんて。 また、心が読めないなんてことも初めてで、負けず嫌いだから、ベラの心を推測しては当たってないことも言ってみたり。初めての対等な人間関係って感じかもね。心が全然読めないベラのリアクションに驚いたり、面白くて笑ってしまったり。ベラを唯一の人って思うのも当然かも。その無意識のうちに惹かれていたベラへの気持ちが、助けなきゃっていうとっさの行動に走らせ、正体が知られてしまうという危機に直面させてしまうんですよね。本当のところ、一番忘れてはいけないベラの魅力はエドワードにとってドラッグと同じくらい強烈に惹かれてしまう彼女の香りなんでしょうが、それが反面、彼を苦しめもするし、彼女自身の全てを愛するゆえに命を奪えないということで、やっぱりそれ以外の部分でもものすごく大切に思っているんだよね。 このときの映画のシーン、エドワードの笑顔がとても可愛くて、口の端をちょっとあげて笑うところや真剣な顔で一生懸命質問するところ、大好きです。ベラのクールな感じもステキでとっても似合ってる。原作より映画のベラの方がクールで大人っぽくて、皮肉なユーモアも通じて、相性ぴったりっていう感じがします。 
 


 
 
Twilight [The Score]


オリジナル・サウンドトラック トワイライト〜初恋〜


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