SSブログ

トワイライト 上 その3 [読書]

エドワードはベラを無視し続ける。その冷たい無関心な態度に打ちのめされ傷つくが、ベラもまた平静さを装い、無関心な態度をとり続ける。二人の間のどうしようもない距離を思いながら、ベラは毎日彼の夢を見る。
1ヵ月後、ダンスパーティが2週間後に迫り、男友達に次々とダンスパートナーに誘われるベラを見て、なぜか近くにいておかしそうに笑うエドワード。そして、生物の授業中、事故以来初めてベラに顔を向け、見つめ、話しかけて来る。「なんなの。またあたしと口をきくことにしたわけ?」失礼な態度を詫びながらも、ぼくたちは親しくならないほうがいいと言うエドワード。
翌朝、また突然姿を現し、落ち着いた眼で話しかける彼に混乱し、事故から助けたのを後悔しているんだとぶつけるベラに、エドワードは怒りながらも、真剣そのものの顔で、ダンスパーティーの日、シアトルに乗せていこうと誘う。「僕は君と距離を置こうとするのに疲れてしまったんだ」ベラには何がなんだかわからない。
カフェテリアでは、カレン家のテーブルから離れ一人座り、ベラを呼びよせて、いい子にするのはもうやめると、またわけのわからないことを言う彼の言葉にとまどいながらも、試しに友達になるということに落ち着く。自分を危険な存在だと信じさせようとする彼の態度にベラはますます彼の正体が気になってくる。
次の授業の採血検査でベラは貧血を起こし、廊下に居合わせたエドワードに保健室まで連れて行ってもらい、その後、家まで送ってもらう。ベラにとっては具合の悪い姿を見せるのも恥ずかしく、一緒に車に乗るのも気まずく、ずっとエドワードに引きずられていたようなものだった。が、車でお互いの家族の話をしたり、同じ曲を聞いてることがわかったりと二人の話は尽きなくベラは離れたくない気持ちになる。



ここの場面、後でエドワードが言うけど、嫉妬って感情を初めて経験したらしい。自分は彼女を好きになっちゃったけど、このままにしておけば、彼女もそのうち誰かと恋愛をし結婚もするだろう。それで良いんだって自分をおさえて無視し続けていた。でも、マイクがダンスに誘うのを見て、すごい嫉妬したって。で、次々みんな申し込んで、それでも、ベラは断ってて、嬉しかったと同時にどうしてかな、って思った。その日の夜、初めてベラの部屋に入って、ベラがエドワードの名前を寝言で2度も呼んで、ガーンと心に衝撃が走って。この子がいつかマイクみたいな子と結婚するのかって思ったら、すごい怒りが湧いてきた。それで、もう我慢できない、地獄に落ちるんなら落ちてやる!みたいな感じで吹っ切れたんだよね。すごい人間的というか、いいなーと思う。この物語はすごい心理描写が細かくて、それも普通の本当によくわかる感情ばかりで、なんか感情移入しやすいというか、それでこんなにはまり込むのかな。特別な人じゃない気がしてくるのよね。エドワードまで。人間っぽいよなあ。 あと、エドワードがカフェテリアでベラを呼ぶシーン、こっちにおいでって手まねきしてウィンクするところ、映画で見たかったな。どんなだっただろうな。映像で見たら。


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トワイライト 上 その2|- ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。